各論
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ボルテックス
VERDEの定義
VERDEでは、ボルテックスを魂・ハイヤーセルフの領域にある、最もエネルギーが活性化している創造の場と捉えます。
そして、この講座では、願望が非物質の領域へ届き、そこから現実化へ向かう仕組みを説明するときに、ボルテックスという言葉を使います。
「場所」と表現していますが、物質世界のように、どこかに特定の場所が存在しているわけではありません。非物質の領域において、新しいものが次々と生み出されている、非常に活発な部分と考えるとよいでしょう。
星が生まれる場所のようなもの
ボルテックスをイメージするときには、新しい星が次々と生まれている場所を想像すると、少し分かりやすいかもしれません。
たくさんのエネルギーが集まり、そこから新しい星が生まれていく。
ボルテックスも、それに近いイメージです。
何かが静かに保管されている場所というより、エネルギーが集まり、新しいものが生み出されている場所。
物質的なイメージだと、「組み立て場」や「作業場」が近いのかもしれません。
ただし、実際に何かを物質的に組み立てているわけではありません。あくまで、非物質の領域で、願望に対するものが生み出される仕組みを理解するためのイメージです。
願望は、ボルテックスへ瞬時に届く
13「願望」で見たように、私たちは物質世界でさまざまなことを体験します。
そして、その体験から、「もっとこうし たい」「こちらがいい」という新しい願望が生まれます。
その願望は、瞬時にボルテックスへ届きます。
エイブラハムの教えでは、これを、「願望のロケットを打ち上げる」と表現します。
物質世界から願望のロケットが打ち上がり、ボルテックスへ届く。
そのようにイメージすると分かりやすいでしょう。
届いた瞬間に、協力的な要素が集まる
願望がボルテックスへ届くと、その瞬間に、その願望に協力的な要素が集まります。
時間をかけて少しずつ作られるわけではありません。
願望が届く。すると、それに対して必要な要素が集まり、波動の状態では、願望が叶った状態が瞬時に組み上がります。
物質世界ではまだ何も変わっていないように見えても、非物質側では、すでに願望に対するものが出来上がっています。
これが、ボルテックスの重要な働きです。
ボルテックスでは「最善の状態」で叶っている
そして、もう一つ重要なのは、ボルテックスでは、願望が最善の状態で叶っているとい うことです。
私たちは、自分が何を望んでいるのかを、いつも完全に理解しているわけではありません。
特に、つらいことを体験しているときには、「もうこんな状態は嫌だ」ということに意識が集中しています。
そのとき本人は、その対極にある、本当に望んでいる状態を明確に説明できないことがあります。
けれども、願望そのものは生まれています。
つらい体験によって、「こちらではな い」が明確になったことで、その対極にある新しい方向性が生まれるからです。
その願望がボルテックスへ届くと、その願望に対する最善の状態として、協力的な要素が瞬時に組み上がります。
ですから、ボルテックスにあるものは、肉体の自分が頭で考えた通りのものとは限りません。自分が意識できている願望よりも、さらに自分にとって良い状態として組み上がっていることがあります。
完成形を細かく思い描く必要はない
この仕組みから考えると、願望が叶った状態を、一から十まで正確に思い描かなければならないわけではありません。
「この人と、この場所で、この日に、こういうことが起きて……」と、完成形を細部までシミュレーションできなければ現実化しない、ということではありません。
ボルテックスでは、すでに最善の状態が組み上がっています。
肉体側に必要なのは、その完成形を正確に当てることではなく、そこに近い、より気分の良い状態になることです。
安心する。
心地よくなる。
楽になる。
満たされる。
楽しくなる。
そのように自分の状態が整っていくことで、ボルテックスにあるものとの引き合いが起きます。
ボルテックスにあるものと、同じ状態になる
「そんなに良いものがすでにあるのなら、すぐに受け取りたい」と思うかもしれません。
けれども、ここに06「引き寄せ」で見た仕組みが関係します。
同質のものが引き合います。
ボルテックスでは、願望に対する最善 の状態がすでに形づくられています。
一方で、肉体側の自分が、
つらい。
苦しい。
まだ叶わない。
どうしてこうなっているのだろう。
という状態に強く焦点を合わせているのであれば、ボルテックスにあるものとは状態が異なります。
そのため、まだ引き合いが起きません。
そのため、必要なのは願望をさらに強く送り続けることではなく、自分の状態を整えることです。
ボルテックスにある完成形を正確に知る必要はありません。自分がより気分の良い状態になり、そこに近い波動状態になることで、自分にとってちょうどよいものが引き合ってきます。
現実化にはタイムラグがある
願望は、ボルテックスには瞬時に届きます。
そして、非物質側では瞬時に組み上がります。
しかし、物質世界で体験するまでには、タイムラグがあります。
これは、非物質側で時間がかかっているからではありません。
肉体側の自分が状態を整え、ボルテックスにあるものと引き合い、物質世界で展開されるまでに時間があるためです。
常に波動が整っていて、受け取れる状態にある場合には、2~3日程度が一つの目安になります。
早い場合でも、1~2日程度です。
一方で、状態のアップダウンが大きければ、一週間程度かかることもあります。
願望のテーマが大きかったり、状態がなかなか整わなかったりすれば、2~3か月、あるいはそれ以上かけて展開されることもあります。
また、大きな願望の場合には、途中の要素から少しずつ現実化していくこともあります。
したがって、これは、「願えば必ず2~3日で叶う」という意味ではありません。あくまで、整った状態にある場合の一つの目安です。
タイムラグは、安全装置でもある
なぜ、願望がボルテックスで瞬時に形づくられているのに、物質世界では瞬時に現れないのでしょうか。
このタイムラグには、安全装置としての側面もあります。
私たちは、一時的に何かを強く考えることがあります。
怖いことを考える。腹を立てる。望んでいないことを強く想像する。
もし、強く思考したものがその瞬間に物質化するのであれば、物質世界で生活することは非常に難しくなります。
そのため、思考したものが瞬時に物質化するわけではないという一定の間があります。この時間があることで、私たちは自分の状態を変えることもできます。
ボルテックスは、魂・ハイヤーセルフの領域にある
ボルテックスは、魂・ハイヤーセルフの領域にあると捉えることができます。物理的なイメージを使うなら、その中でも非常に活性化した、中心に近い部分です。
ただし、非物質の領域に物質世界と同じ意味での「中心」があるわけではありません。あくまで、肉体よりも本来の自分に近い波動域にあり、創造が活発に起きているところというイメージです。
肉体は、そこから波動を大きく落として、物質世界へ焦点を結んでいます。けれども、肉体から生まれた願望は、瞬時にボルテックスへ届きます。そして、そこで形づくられたものを、肉体側が受け取っていきます。
ボルテックスは、転生しても残る
ボルテックスには、もう一つ重要な特徴があります。
物質世界でまだ受け取っていないものが、肉体的な死によって消えるわけではありません。願望によってボルテックスに形づくられたものは、その人生だけで終わらず、転生を越えて残っていきます。そして、新しい人生を体験すれば、そこからまた新しい願望が生まれ、その願望もボルテックスへ加わります。
そのため、ボルテックスそのものも常に拡大し続けています。
その蓄積は、私たちが想像するよりもずっと大きなものです。
イメージとして表現するなら、仮にこれから50回ほど人生を繰り返し、その間に新しい願望が一つも生まれなかったとしても、それらの人生を十分に満たせる ほどのものが、すでにボルテックスには蓄積されています。
もちろん、実際には体験する限り、願望がまったく生まれないということはありません。
つまり私たちは、新しい願望を生み出す一方で、すでに膨大な量の、まだ受け取っていないものを持っているということです。
たくさん願うより、受け取る
願望は、体験している限り自然に生まれます。
そして願望が生まれれば、ボルテックスでは瞬時に最善の状態が組み上がります。
さらに、これまでの人生から生まれたものも残っています。
そう考えると、願望が足りないから、もっとたくさん願わなければならないということではありません。すでに、十分すぎるほどのものがボルテックスにはあります。
ですから重要になるのは、さらに願望を増やすことよりも、すでにあるものを受け取れる状態になることです。
自分を整える。
より気分の良い状態へ戻る。
本来の自分であるハイヤーセルフに近い状態になる。
そうすることで、すでにボルテックスにあるものと引き合いやすくなります。
ボルテックスには、集合的なものもある
ここまで、主に、一人の人から生まれた願望と、その人のボルテックスという関係で説明してきました。
ただし、ボルテックスには、個人のものだけでなく、集合意識的なものもあります。
たとえば、ある人から生まれた願望が、その人の人生の中では物質的に実現せず、次の世代で現実化することがあります。
