各論
6
引き寄せ
VERDEの定義
VERDEでは、引き寄せを同質のものが引き合う作用と捉えます。
似た状態。
似た波動。
協力的な要素。
それらが互いに引き合います。
これは、何か特別な願望実現の方法として存在しているものではありません。宇宙の中で働いている作用の一つです。私たちが一般的に「引き寄せ」と呼んでいるものは、この作用を肉体として体験しているものです。
私たち自身が、引き寄せの柱になる
肉体を持った一人の人を、仮にAさんとします。
Aさんは、自分自身のホログラムの中で現実を体験しています。その世界で引き寄せの中心になるのは、Aさん自身です。Aさんを一つの柱として、そこへAさんの状態に協力的な要素が集まってきます。
つまり、自分の状態に合うものが、自分の現実の中へ引き寄せられてくる。
これが、現実世界で私たちが体験している引き寄せの基本的な仕組みです。
引き寄せは、願いを叶えるためだけに働くものではない
「引き寄せ」という言葉は、願ったものを現実にする方法という意味で使われることがあります。
けれども、引き寄せそのものは、願望があるときだけ働くものではありません。
私たちが望んでいるかどうかにかかわらず、今の自分の状態に似ているものと引き合いが起きます。
心地よい状態には、その状態に協力的なものが集まる。
不安を強く活性化していれば、その状態に協力的なものが集まる。
何かを「欲しい」と強く感じているなら、その「欲しい」という状態に協力的なものが集まります。
このように引き寄せは、自分が言葉で何を要求しているのかではなく、自分がどのような状態にあるのかに対して働いています。
願望が生まれると、非物質では先に形になる
願望と引き寄せの関係を見るためには、非物質の領域まで含めて考える必要があります。
私たちの中に、「こうしたい」「これが欲しい」「こんな体験をしたい」という願望が生まれると、その願望は非物質の領域へ届きます。そこへ協力的な要素が集まり、現実で体験するためのパッケージが形づくられます。
これは物質世界のように時間をかけて組み立てられるものではありません。非物質の領域では、願望に対するものは、一瞬で形づくられます。
願望を何度も送り続けなければ、非物質の世界が忘れてしまうわけではありません。
願うことと、受け取ることは同時にはできない
願うことと、受け取ることは同時にはできません。なぜなら、願っているときの私は、「まだそれがないから、欲しいと思っている私」だからです。
そして引き寄せは、その状態にも正確に働きます。「欲しい」「叶ってほしい」「まだかな」と願っている私には、「まだ叶っていないものを望んでいる私」という状態に協力的な現実が引き合います。
つまり、望んでいる私には、望みがまだ叶っていない状態が引き合う。これも引き寄せです。
引き寄せがうまく働いていないのではありません。そのときの自分の状態に対して、引き寄せはそのまま働いています。
願う段階から、受け取る段階へ
願望を発している間は、願望を送り出す側にいます。そのとき、受け取る回線は閉じています。
けれども、願望そのものはすでに非物質の領域へ届き、そこには協力的な要素が集まっています。次に必要なのは、さらに願うことではなく、受け取ることです。
まだ叶っていなくても、「叶った状態」になることはできる
現実ではまだ願いが叶っていないのに、どうやって受け取る状態になるのでしょうか。
現実としてはまだ起きていなくても、叶ったときの状態を、リアルに感じることはできます。
安心している。満たされている。嬉しい。自然にそうなるような気がする。すでに自分のものになっているように感じる。「絶対に叶えなければ」と力を入れなくても、自然にその状態でいられる。
そうなると、肉体側の自分が「叶った状態」と同質になっていきます。
すると、引き寄せの対象も変わります。
願っている私 ↔︎ まだ叶っていない現実 が引き合っていた状態から、
叶った状態の私 ↔︎ 叶った現実 へ変わります。
そして、非物質の領域ですでに形づくられていたものと肉体側の自分が引き合い、現実の体験として展開されます。
「叶ったふり」をするという意味ではない
ただし、これは、現実を無視して、叶ったふりをしなければならないという意味ではありません。
まだ起きていないことを、「もう起きました」と思い込ませる必要もありません。重要なのは、出来事そのものではなく、自分の状態です。
願望が叶ったら、自分はどのような状態になるのか。
安心するのか。嬉しいのか。自由を感じるのか。満たされるのか。
現実に先立って肉体側でその状態がリアルになっていくと、協力的な要素が引き合いはじめます。
引き寄せは、現実化までをつなぐ作用
この仕組みを一つにつなげると、
願望が生まれる
↓
非物質の領域へ届く
↓
協力的な要素が集まり、形づくられる
↓
願う状態から、受け取る状態へ移る
↓
肉体側が、叶った状態と同質になる
↓
非物質で形づくられたものと引き合う
↓
物質世界で展開される
↓
現実として体験する
という流れになります。
ですから、引き寄せは単に、「欲しいものを引っ張ってくる」という仕組みではありません。
自分が今どのような状態にあるのか。
