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総論

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究極のスピリチュアルは現実世界

ここまで、宇宙の成り立ちから、波動、物質世界と非物質世界、そして私たちが現実を体験する仕組みについて見てきました。最後に、この講座全体を一つのところへ戻していきましょう。

それは、究極のスピリチュアルは、現実世界であるということです。


物質世界と非物質世界に、優劣はない


スピリチュアルという言葉から、物質的な世界よりも、精神的な世界の方が上にある。肉体よりも、魂の方が上にある。目に見える世界よりも、目に見えない世界の方が本質的である。そのようなイメージを持つことがあるかもしれません。

確かに、波動には高い・低いという違いがあります。けれども、それは、優れている、劣っているという意味ではありません。

物質世界と非物質世界のどちらか一方が、もう一方よりも素晴らしいわけではありません。どちらも等しく素晴らしい世界です。

そして、この講座は、今、肉体を持って現実世界を生きている皆さんのための講座です。

皆さんが今いるこの現実世界の素晴らしさを、あらためて見直してみてください。


波動が凝縮された世界


これまで見てきたように、宇宙はすべて波動です。その中で、私たちが物質として認識している世界は、波動が物質として認識できるほどに凝縮した世界です。

肉体もその中にあります。私たちは、肉体として物質世界に焦点を結び、この現実を体験しています。

だからといって、非物質の世界から切り離されているわけではありません。見えない領域で起きているさまざまな働きとつながりながら、私たちは現実世界を生きています。


現実世界では、皆さんが主役


この講座で一番伝えておきたいのは、「皆さんが主役です」ということです。

目の前の現実を生きていく。自由意志を持ち、それを存分に使う。自分が何を望んでいるのかを感じる。そして、楽しみながら現実を生きていく。

歯を食いしばって、一生懸命に生きなければならないという意味ではありません。生き生きとした状態で、自分の自由意志を使いながら、この現実を体験していく。

別の表現をすれば、現実を創造し、創造したものを受け取っていく。

それを実際に行う場所が、現実世界です。


見えない世界は、現実世界を支えている


08では、非物質の領域で何が起きているのかを見てきました。

皆さんの願望が非物質の領域へ届く。そこへ協力的な要素が集まり、体験のパッケージが形づくられる。そして、肉体側の状態とそのパッケージが引き合うことで、現実の体験として展開されていく。

一般的に「スピリチュアル」と呼ばれている見えない世界の仕組みは、現実世界とは無関係なところで動いているものではありません。現実世界を生きている皆さんを支えるために働いています。

ここは、舞台にたとえると分かりやすいでしょう。ステージに立っているのが、肉体を持った皆さんです。

そして、そのステージを裏側から支えているのが、一般的にスピリチュアルと呼ばれている、見えない世界のさまざまな仕組みです。

裏方がいるからこそ、ステージが成り立っています。けれども、裏方だけで舞台が完成するわけではありません。その支えを受け取り、実際にステージに立って体験する人がいます。

それが、今、肉体を持って現実世界を生きている皆さんです。


見えない世界が目指している先


狭い意味で「スピリチュアル」と呼ばれている世界は、現実世界の皆さんを応援しています。

サポートする。下支えする。そして、それを愛を持って行っています。その働きは、現実世界を生きている皆さんに向けて送られています。皆さんは、そのような世界の中に生きています。

非物質の世界で起きていることも、波動の仕組みも、引き寄せも、ハイヤーセルフからの働きも、それ自体を知ることだけが目的ではありません。その先には、肉体を持った皆さんの現実があります。

見えない世界の働きが向かっている先に、皆さんがいます。だからこそ、皆さんが主役です。


スピリチュアルを、現実で体現する


09では、宇宙は優しいから、流れに抵抗しない方がうまくいくとお伝えしました。

源も、宇宙も、ハイヤーセルフも、皆さんを全肯定しています。

自分の望みを認める。自分を愛する。「私はどうしたいのだろう」と感じる。そして、そこから生まれたものを選び、現実を生きていく。そうすることで、見えない世界で働いている仕組みを、よりスムーズに現実の体験として受け取れるようになります。

非物質の領域で形づくられたものが、実際の体験として現れる。それを受け取り、肉体として体験する。考えてみれば、これはとてもスピリチュアルなことです。

スピリチュアルと呼ばれている仕組みを、自分の人生として体現していく。

その発表の場が、肉体を持って生きている現実世界です。


究極のスピリチュアルは、現実世界


スピリチュアルについて学ぶと、見えない世界に意識が向くことがあります。

波動。魂。ハイヤーセルフ。非物質の世界。引き寄せ。それらを知ることも、この講座では大切にしてきました。

けれども、それらが向かっている先を忘れないでください。現実世界の皆さんを応援するために、見えない世界の仕組みがあります。皆さんは、その先頭にいます。ステージに立っているのは、皆さんです。

自分の望みに忠実に、愛を基盤として、現実の中で生きていく。自由意志を使い、創造したものを受け取り、体験していく。見えない世界で働いているものが、最後に集まり、現実の体験として展開される。

そう考えると、現実世界は、スピリチュアルの究極の収束ポイントであり、集合点です。

だから、あなたにとっての究極のスピリチュアルは、現実世界です。

ここで生きること。ここで望むこと。ここで選ぶこと。そして、ここで体験すること。

そのために、見えない世界は皆さんを支えています。


では、現実をどう生きていくのか


ここまで宇宙について、さまざまなことを見てきました。けれども、この講座で宇宙の仕組みを知ること自体が、最終的な目的ではありません。大切なのは、知ったことを、今ここにある自分の現実で生かしていくことです。

そのために、何か特別なことをしなければならないわけではありません。まずは、日々の自分を整えるところから始めてみてください。


日々、自分を整える


私たちは、毎日の生活の中でさまざまなものに触れています。

人と関わる。仕事をする。情報を見る。考える。何かが起きる。

そのたびに、状態は少しずつ変化します。だからこそ、日々、自分を整える時間を持つ。

瞑想をするのもよいでしょう。静かな時間を持つのもよいでしょう。一人でゆっくり過ごすことかもしれません。自分に合った方法で構いません。大切なのは、外側の出来事ばかりを見続けるのではなく、ときどき自分自身へ戻ることです。


感情に着目する


そして、自分の感情にも着目してみてください。

何をすると心地いいのか。何に違和感があるのか。何を考えていると苦しくなるのか。何をしていると楽しいのか。感情は、自分の状態を知るための手がかりになります。

何かを選ぶとき、行動するときにも、「私は今、どう感じているのだろう」と自分に聞いてみてください。誰かがどう思うかではなく、自分がどう感じているのか。その感覚を、日々の選択の指針の一つにしていきます。


今、この瞬間を生きる


宇宙は拡大を続けています。そして、その拡大に終わりはありません。どこかに「完成」があって、そこへ到達すればすべてが終わるわけではありません。だからこそ、今、この瞬間を生きてください。

私たちは、波動の世界で完成したものを、少し遅れて「現実」として体験しています。けれども、だからといって「今」に意味がないわけではありません。皆さんが実際に生きることができるのは、いつもこの瞬間です。今、何を感じているのか。今、何を望んでいるのか。今、何を選ぶのか。今、何を体験しているのか。その一つひとつを大切にしてみてください。


途中を楽しむ


そして、もう一つ大切なのは、途中を楽しむことです。

宇宙の拡大に終わりがないのであれば、人生も「完成するまで我慢するもの」ではありません。これができたら幸せになる。ここまで到達したら安心できる。この問題がなくなったら楽しめる。そのように、いつも未来のどこかをゴールにしていると、今という瞬間に価値を置きにくくなります。

目標を持つことは、とても素晴らしいことです。人生の中に、マイルストーンを置くこともできます。一つのところへ到達したら、それを喜ぶ。少し休む。そして、また次へ進む。

拡大を続けるその営みに、終わりはありませんから、急ぐ必要はありません。

途中にある体験の一つひとつを、ぜひ楽しんでください。


宇宙を知ることから、自分を生きることへ


宇宙について知る。波動について知る。非物質の世界について知る。ハイヤーセルフについて知る。引き寄せの仕組みを知る。それらは、この世界を理解するための助けになります。

けれども、この講座の最後に戻ってくる場所は、あなた自身の現実です。日々、自分を整える。自分の感情に着目する。自分が何を望んでいるのかを感じる。そして、今この瞬間を生きる。途中にある体験を楽しむ。そうやって、自分の現実を生きていく。

必要であれば、瞑想のような方法を使って自分を整えることもできます。自分自身との対話を深めることもできます。誰かとの対話を通して、自分の今を確認することもできます。さらに宇宙について知りたくなったら、そこからまた学びを深めることもできます。

すべては、今ここにいる自分を、より自分らしく生きるためにあります

宇宙を知ることは、現実から離れていくためではありません。

この現実を、もっと自分として生きるためです。




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