各論
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ホログラム
VERDEの定義
VERDEでは、ホログラムという言葉をその人が自身エネルギーを投影することで体験する現実として使っています。
総論07で見たように、宇宙は波動、つまりデータによって構成されています。
そのデータを肉体というフィルターを通して知覚し、そこに自分自身のエネルギーが投影されることで、その人にとっての現実が成立します。この個人が体験している現実を、この講座ではホログラムと表現します。
一般的なホログラムという言葉からは、立体映像のようなものを想像するかもしれませんが、ここでいうホログラムは、それとは少し違います。
元にあるのは、波動というデータ
私たち が普段見ている世界には、
人がいる。
建物がある。
物がある。
触れることができる。
音が聞こえる。
という、とても明確な現実があります。
けれど も、その人というフィルターを取り払っていくと、そこにあるのは、波動によって構成されたデータです。イメージとしては、映画『マトリックス』で、ネオが世界をデータとして見ている状態に近いでしょう。
ただ、そのデータだけでは、肉体を持った人にとって意味をなしません。「これは机」「これは人」「これは好き」「これは自分にとって大切」というような意味のある現実としては、まだ体験できないからです。
肉体というフィルターを通すことで、そのデータが、その人にとって意味のある、体験できる世界になります。
自分のエネルギーが投影されている
そして、ホログラムを理解するときに、もう一つ重要なのが、自分自身のエネルギーが投影されているということです。
たとえば、Aさんという人がいるとします。
Aさんが体験している現実には、Aさん自身のエネルギーが投影されているため、Aさんには、Aさんのホログラムがあります。
同じように、Bさんには、Bさんのホログラム。Cさんには、Cさんのホログラムがあります。
私たちは、全員がまったく同じ一つの現実を、まったく同じように体験しているわけではありません。
一人ひとりが、自分という焦点から、それぞれの現実を体験しています。
元のデータそのものを書き換えているわけではない
ここは、ホログラムを理解する上で大切なところです。
Aさんが自分の現実を体験しているからといって、Aさんが宇宙にある元のデータそのものを自由に書き換えているということではありません。
元になるデータがあります。その元データを書き換えるのではなく、Aさん自身のエネルギーを投影できる場所が、Aさんのホログラムです。だからこそ、AさんはAさんとして自由に体験することができます。Bさんも、Bさんとして自由に体験できます。
それぞれが自分のホログラムを持つことで、元のデータそのものを互いに書き換えることなく、それぞれの現実を展開することができます。
Aさんの世界にいるBさんとは
ここで、少し不思議な疑問が出てきます。
AさんにはAさんのホログラムがあり、BさんにはBさんのホログラムがあるのであれば、Aさんの現実に登場するBさんとは、誰なのでしょうか。
この講座では、Aさんのホログラムに現れているBさんは、Bさんそのものではないと捉えます。
AさんとBさんは、それぞれ独立した存在です。
BさんにはBさん自身の自由意志があり、Bさん自身のホログラムがあります。
そのBさんが、Aさんのホログラムの中にそのまま丸ごと入っているわけではありません。
Aさんの人生の中に現れるBさんは、AさんとBさんが魂の状態で合意した内容に基づいて、Aさんのホログラムの中に像を結んでいるBさんです。
同時に、BさんにはBさんのホログラムがあります。そこでは、Aさん もまたBさんの世界の中に像を結ぶことになります。
他人を自由に作っているわけではない
この仕組みは、「自分の現実なのだから、他人もすべて自分が作っている」という意味ではありません。
Aさんが、「Bさんにはこう動いてほしい」と思ったからといって、Bさんそのものを自由に書き換えることはできません。
Bさんにも自由意志があるからです。
自由意志はAさんだけに与えられているものではありません。
それぞれの存在にあります。だからこそ、個人ごとのホログラムと、他者の自由意志が同時に成立します。
Aさんの現実はAさんのホログラムなのですが、Aさん以外の存在まで、Aさんの自由意志によって支配されているわけではありません。
魂の状態での合意
では、なぜ別々のホログラムを持った人同士が出会い、同じ出来事を体験することができるのでしょうか。
ここに関係するのが、魂の状態での合意です。
AさんとBさんが人生の中で関わるとき、その背景には、魂の状態で事前に合意された内容があります。ただし、この合意は、人生の中で起きる出来事や、交わす言葉の一つひとつまで細かく決めているものではありません。
イメージとしては、人生のブループリントとよく似ています。細かな脚本を作るというよりも、大まかなアウトラインや基本設定を決めていると考えると分かりやすいでしょう。
たとえば、Aさんの人生というホログラムにBさんが登場するとします。
そのとき、「Bさんとは、このような関係で関わる」「このようなことを一緒に体験する」といった大まかな設定が、あらかじめ組み上げられています。
けれども、「この場面ではBさんがこの言葉を言う」「それに対してAさんがこう答える」というように、一字一句決められた脚本を再生しているわけではありません。
基本設定はある。
その中では、自由に動くことができる。
そのくらいの柔らかさを持ったものです。だからこそ、同じ基本設定があっても、その中でどのように関わり、何を選び、どのような体験になっていくのかには幅があります。
もしすべてが完全に決められているのであれば、私たちは決められた人生をそのまま再生しているだけになってしまいます。
それでは、自由意志を持って体験 する意味がありません。
一方で、完全に何も決まっていないわけでもありません。
一定の基本設定があるため、人生の中で大きな枠組みそのものが大幅に変わることは少ない。
その枠の中で、それぞれが自由意志を使って動いています。
そして、その合意に基づいて、
AさんのホログラムにはBさんが像を結び、
BさんのホログラムにはAさんが像を結ぶ。
そのようにして、別々のホログラムを持った存在同士が、一つの関係や体験を共有することができます。
ホログラムは「偽物の世界」という意味ではない
ホログラムや仮想現実という表現をすると、「では、この現実は偽物なのか」と思うかもしれませんが、そうではありません。
Aさんが体験しているホログラムは、Aさんにとって、リアルな体験です。
嬉しいことがあれば、嬉しい。
痛ければ、痛い。
誰かと出会えば、その人との関係を実際に体験します。
物に触れれば、触れた感覚があります。
ホログラムであることと、体験がリアルであることは矛盾しません。
むしろ、波動というデータを、肉体がリアルな体験として受け取るための仕組みがホログラムだと考えると分かりやすいでしょう。
では、「現実」の引き寄せはどこで起きるのか
ここまで分かると、引き寄せという仕組みも見えやすくなります。
引き寄せは、Aさんとは無関係なところから、何かを魔法のように呼び寄せる仕組みではありませ ん
Aさんという焦点があり、
Aさん自身のエネルギーがあり、
Aさんのホログラムがあります。
そして、その中でAさんの状態とさまざまな要素が引き合い、現実として像を結んでいきます。
何が、どのように引き合うのかについては、06「引き寄せ」で詳しく扱っています。
ここでは、引き寄せが起きる舞台が、個人のホログラムであるというところまで押さえておきましょう。
言い換えると
VERDEの資料では、ホログラムを、
その人にとっての現実
自分自身のエネルギーが投影された現実
波動というデータを、肉体を通して体験している世界
などと表現できます。
元にある波動というデータを肉体というフィルターを通して知覚し、そこに自分自身のエネルギーが投影されることで、一人ひとりにとっての現実が成立します。
その個人が体験している現実を、この講座では「ホログラム」と呼んでいます。
一般的に使われる類似表現
ホログラムに近いものとして、一般には、
仮想現実
バーチャルリアリティ
現実の投影
自分の世界
個人の現実
などの表現があります。
また、スピリチュアルな文脈では、「現実は自分の内側の投影」といった表現が使われることもあります。
ただし、VERDEでは、「自分の現実に存在するすべてを、自分一人が作っている」とは捉えません。
その人に現れる他者は、お互いの魂同士で合意した状態で現れていると考えます。
関連する言葉
波動 ホログラムの元にあるデータです。宇宙に存在するものは波動によって構成されています。
肉体 波動というデータを知覚し、その人にとって意味のある現実として体験するためのフィルターです。
自由意志 一人ひとりがそれぞれのホログラムを持つことで、他者そのものを支配することなく、自分の現実の中で自由に選び、体験することができます。
人生のブループリント 人生についての大まかな基本設計です。魂の状態での合意も同様に、細かな脚本ではなく、大まかなアウトラインや基本設定として捉えます。
魂・ハイヤーセルフ 他者と関わる場合には、魂の状態で大まかな合意が組み上げられ、それに基づいて互いのホログラムの中に像を結びます。
引き寄せ 自分の状態とさまざまな要素が引き合う作用です。その引き寄せが現実として展開される舞台が、個人のホログラムです。
