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総論

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自由意志とは何か

自由意志は、宇宙に存在するすべてに共通する基本原則です。宇宙には、さまざまな違いがあります。その違いを成立させるために重要なのが、自由意志です。

自由意志は人類だけが持っているものではありません。宇宙に存在するすべての存在に自由意志があり、その自由意志は最大限に尊重されます。

自由意志があることで、前章のような、「みんな、自由に絵を描こう」ということが可能になるのです。


源からも独立している自由


源であっても、それぞれの自由意志を奪うことはありません。

なぜなら宇宙とは、そもそも源が、「自由にやっていい」と決めた世界だからです。

自由にしている存在に対して、あとから、「なぜ自由にやっているんだ」と言うことにはなりません。

もちろん、「何を好き勝手にやってもいいのか」というよりも、宇宙の目的に沿った自由と考えてみてください。

肉体の皆さんの感覚で表現するなら、愛に満ちたインスピレーション、宇宙のエネルギーと同調して届く、「やりたい」という感覚です。

それを自由にやっていい。その方向へ動いていると、自分自身も心地よく、周りの人たちもいい感じになる。そんなイメージです。


違いを保つために、自由意志がある


なぜ自由意志があるのか。一つには、違いを知るためです。

自由にできなければ、違いを保つことができません。

たとえば、誰かがバラを赤で描いたから、自分も赤で描かなければならないとしたら、同じ絵をもう一枚描く意味はあまりありません。先に誰かが描いているなら、その人が描けばいい。別の人は、別の色で描いてもいいし、別の方法で描いてもいい。

それぞれが自由であるからこそ、違いが生まれます。

もし自由意志がなければ、存在は優勢なものへと同化してしまいます。より強いもの、より大きなもの、より影響力のあるものにすべてが同化してしまえば、違いを保つことができません。

それぞれが自分で選択できるからこそ、それぞれの違いが存在し続けます。そして、その違いがあるからこそ、さまざまな体験が生まれます。


あらゆる選択が宇宙の営み


自由意志について、「選ぶこと自体が宇宙の営み」と表現すると、少し違ってきます。選ばないという選択もあるからです。

何かを選ばなければならないわけではありません。ただ、そのまま存在していればいい。

その中で選択が生まれたなら、選べばいい。選択しないのであれば、そのまま留まっていればいい。

「選ばなければならない」「動かなければならない」と考える必要はありません。


止まっていることも、拡大につながる

拡大、拡大と言うと、自分自身も常に拡大しなければならないように感じるかもしれません。けれども、拡大しないように見える状態も、拡大につながっています。

たとえば、止まっている人がいるとします。その人を見た別の人は、そこから何かを感じ、何かを生み出すかもしれません。そうすると、止まっているという状態にも意味があります。

その人自身は拡大していないように見えても、ほかの誰かの拡大の要素になっています。そう考えれば、それも十分に拡大です。

物事を細かく分解すると、それぞれに特別な意味や目的があるように考えがちです。けれども、それらが「こうしなければならない」と、絶対的であったり、固定されているものではありません。

そのまま存在していていい。その中で選択が生まれれば選ぶ。生まれなければ、そのままでいる。

自由意志は、その自由さを支えているものです。




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