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総論

8

非物質世界で起きていること

07では、物質世界で私たちがどのように現実を体験しているのかを見てきました。

では、その一方で、非物質の領域では何が起きているのでしょうか。

ここでは、肉体を持った皆さんにとって、特に関係の深いところを見ていきます。


非物質の領域では、現実で体験するものが先に形づくられている


非物質の領域で起きていることの中で、肉体側の皆さんに一番関係があるのは、現実で体験することが、非物質の領域では先に形づくられているということです。

皆さんの中に、何かの願望が生まれます。その願望は、非物質の領域に届きます。すると、そこに協力的な要素が集まってきます。

もちろん、ここでいう「要素」は、物質的な部品が集まってくるという意味ではありません。非物質の領域ですから、波動的な要素です。それらが集まり、一つの形をつくります。

イメージとしては、体験のカプセル、あるいは、体験のキットのようなものと考えてみてください。

願望に対して協力的な要素が集まり、現実で体験するための一つのパッケージができあがる。そのようなことが、非物質の領域では起きています。


願望が形になるのは、とても速い


物質世界では、何かが形になるまでに時間がかかるように感じます。けれども、非物質の領域はもっと自由です。

夢の世界をイメージすると分かりやすいでしょう。夢の中では、場所が変わったり、状況が変わったり、現実では考えられないようなことが起きたりします。非物質の世界も、それと似ています。

自由で、さまざまなものを形づくることができます。

皆さんの願望が非物質の領域に届き、そこへ協力的な要素が集まり、形がつくられる。これは、本当に一瞬です。

物質世界のように、時間をかけて一つひとつ組み立てていくわけではありません。


思考そのものも非物質


ここで少し整理しておきましょう。

肉体を持っている皆さんの、思考も非物質です。目で見ることも、手で触れることもできません。その意味では、構造的に似ているところがあります。

ただし、肉体側で行っている思考と、非物質の領域で起きていることは同じではありません。

肉体側でいくら考え続けても、それだけで物質が生まれてくるわけではありません。

肉体側で生まれた思考や願望が非物質の領域へ届き、そこで協力的な要素が集まり、一つの形になります。

ここでは、その願望が形づくられる領域を、説明上「ボルテックス」と呼んでおきましょう。


非物質でできたものと、現実が引き合う


では、非物質の領域でパッケージが完成したら、それがそのまま現実世界へやってくるのでしょうか。

ここで、04で説明した「引き寄せ」が関係してきます。

Aさんを中心として、その状態に合うものが常に引き寄せられています。

非物質の領域で、願望に対して協力的な要素が集まり出来上がった、体験のパッケージもAさんに引き寄せられて、実際の体験になります。

その引き合いを起こすためには、肉体側のAさんの状態が、そのパッケージと同じくらい「いい状態」である必要があります。


パッケージが開き、現実の体験になる


引き合ったパッケージは、非物質の領域から物質世界へと展開されます。

カプセルが開く。キットが開封されるような感じです。

非物質の領域で形づくられていたものが、Aさんの体験の中へ展開される。そしてAさんはそれを、自分の現実として体験します。


Aさんが、現実で何かを体験するまでの流れを簡単に見ると、


Aさんに願望が生まれる

非物質の領域へ届く

協力的な要素が集まる

体験のパッケージができる

Aさんが、そのパッケージと合う状態になる

両者が引き合う

パッケージが現実世界で展開される

Aさんの現実として体験する


ということになります。

04で説明した「引き寄せ」と、非物質の領域で起きていることは、このようにつながっています。


潜在意識や無意識について


非物質の領域について考えるとき、潜在意識、無意識という言葉を聞くこともあるでしょう。「保管これらはたしかに存在していますが、過去の体験がデータのように、非活性のエネルギーの状態で置かれている「保管庫」のようなものです。

ここで大切なのは、その過去のデータに触れたときに何が起きるのか、ということです。

データに触れる、つまりデータに意識を向けることにより、そのデータが活性化します。すると、その活性化したものが発生させているエネルギーに、協力的な要素が集まってきます。

そして肉体側も、そのデータに触れるほど、活性化されたエネルギーと同質になっていきます。すると、さらにその状態に協力的な要素が集まってきます。

このような特性があるため、トラウマとなっている過去の体験に対処しようと熱心に取り組むと、余計に悪化することもあります。

大切なのは、過去のデータを「書き換えよう」、とか「消し去ろう」と正面から向き合うのではなく、「今の私」を、揺るぎないものに整えていくことです。

過去のデータではなく、今ここにいる自分を整えることに集中していきます。

やがては、そのデータがそこにあることを許容できるように、今の自分を整えていきます。

そうすることで、過去のデータが力を持たない状態に留まるようになります。


非物質の世界は、もっと自由


非物質の世界は、物質世界よりもずっと自由です。夢で体験する世界と似ています。

物質世界のように、固定された形を一つひとつ動かしていく必要はありません。

願望が届けば、そこへ協力的な要素が集まり、一瞬で形がつくられる。そして、その形づくられたものと肉体側の状態が合えば、両者が引き合い、物質世界での体験として展開されます。

私たちが現実として体験しているものだけを見ていると、すべてが物質世界の中だけで起きているように感じるかもしれません。

けれども、その体験が形になるまでには、非物質の領域で先に起きていることがあります。

そして、そこで形づくられたものを、肉体を持った私たちが現実として体験しています。




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